温度試験

LED照明器具において、LEDが発する光には熱はありませんが、LEDチップ自体は高温になるため、製品の性能が維持できる温度まで低減させるための放熱設計が特に重要となります。性能はもとより製品の安全性には特に注意を払っており、照明器具の各部の温度を測定し、規格温度内に収まっているか厳密にチェックしています。

主な検査項目は以下の通りです。

  • 製品の温度上昇により、人体に害(火傷等)をおよぼさないか
  • 製品の温度上昇により、発煙や発火が生じないか
  • 製品に使用している部品材料が、熱により変形・劣化・寿命短縮等がないか
  • 電気絶縁物は、温度上限値を超えていないか
  • 造営材との接触部および取付台の温度は、火災の危険がないか

放熱設計で重要な役割を有するものとして、ヒートシンクがあります。ヒートシンクの性能は製品の大きさやデザインなどにも大きく影響するため、弊社では、温度規格に適合するヒートシンクの形状や、材質選定などの研究にも取り組んでいます。

 

温度測定ポイントと測定グラフの一例

恒温・恒湿試験

弊社では、試作段階から厳しい環境試験を行い、製品や部品の弱点を製品化する前段階で厳密に確認しています。

  • 熱衝撃試験:低温→高温の急激な温度変化における性能検査
  • 低温→常温→高温のサイクル試験:低温高温の環境変化を繰り返し与える性能検査
  • 高温多湿→常温のサイクル試験:高温多湿の環境変化を繰り返し与える性能検査
  • 低温(-40°まで可能)での製品の動作試験、特性検査(冷凍庫用器具開発など)
  • 新規素材、新規構造物の耐熱温度、寿命推定、強度等の品質評価
  • 製品の防湿試験(浴室用器具開発など)
  • 絶縁材料の耐湿試験(材料評価)など

 

エージング

製品の初期不良を出荷前に検出するために、エージングチェック環境を整えています。さまざまな条件の下でエージングを行い、電子部品や半田付け作業などの偶発的な不具合を、実働試験により早期に発見します。また、エージング後にも下記の電気検査を全数実施しています。

  • 絶縁抵抗・耐電圧試験
  • 電気特性検査

※お客様からの環境試験のご依頼(温度・恒温恒湿・エージング)にも対応しております。お気軽にご相談ください。

品質管理について

弊社の品質管理は、品質設計と品質管理の二つの役割を担っています。

品質設計

  1. 動作・強度確認
  2. 防水対策
  3. ヒートシンク等の放熱性対策
  4. ダイカストや樹脂などの材質選定

など、企画設計段階から製品品質向上を目的とし製品設計者をバックアップします。

品質管理

  1. 部品受入品質検査
  2. 量産品における製品出荷検査
  3. 不具合発生時の原因調査と改善活動
  4. 加工工場への品質指導
  5. 顧客に対する品質・信頼性に関するデータ提供や説明

など、量産段階での製品品質維持・向上を目的として活動します。

弊社は、一つの建物内にさまざまな加工工程と製品品質を維持するための検査環境を完備しています。企画設計から製造・販売まで、製品に関わる全ての部署の連携と協力のもと、一貫した品質管理体制で、性能や信頼性基準を満たした高品位な製品を、安定した生産体制によりスピーディにお客様にご提供します。